どうも、ナツダです。
今回は、空き家の売却でネット査定を活用する方法について解説したいと思います。
では、さっそくいってみましょう。
実家が空き家に!効率的に売る方法は?
遠方にある実家が空き家に・・・。
最近よく聞く状況ですが、親の家を片付けるのは一苦労ですよね。私も、祖父母の家が空き家になり、あふれ返った物の処分で半年以上かかってしまいました。
そんな大変な片付け作業の中で家の売却までしようと思うと、精神的にも体力的にもつらいです。
効率よく進める、何かよい方法はないのでしょうか?
自宅の売却体験から、私が「一番手っ取り早く、しかも失敗しにくい」と考えているのはネットを使った不動産一括査定です。
そして、祖父母の家の売却にもこの方法を活用しましたので、レポートしてみたいと思います。
そもそも、実家の処分の何が大変なのか?
私の祖父母は戦後の物が無かった時代に子育てを経験し、そのあとの高度成長で豊かさを体験した世代です。
そんな祖父母世代のおかげで今があるのですが、二人ともとにかく物が捨てられない人でした。さらに、歳を取り体が不自由になると整理もできなくなりました。
空き家になった田舎の家は押入れが多く、中には「え!?なにコレ!?」と思うものがギュウギュウに詰め込まれていました。
たとえば、こんな物です。
- 押入れから出てきたもの
- ・布団一式が10組
- ・祖父が趣味にしていたカメラと写真
- ・祖母の裁縫道具や布地
- ・未開封の引き出物(タオル、食器など)
- ・服や着物、装飾品
- ・書類
- ・大量の化粧箱や紙袋
- ・現金
まだ布団(10組には驚いた)や衣類は要る要らないの判断がしやすいです。売れるものは売り、不要なものは捨てました。
困るのは書類や思い出の品です。捨てるかどうか考えるので、いちいち作業の手が止まるのです。仕分けするのにメチャクチャ時間がかかりました。
バッグの化粧箱の中から現金が出てきたときは焦りました・・・。これは、中身を確認もせず安易に捨てられないなと・・・。
こんな大変な処分作業の中で、しかも自宅から田舎の家まで片道2時間以上かかるのに、不動産屋を自力で探し回って何回もやり取りするなんて面倒くさくてやってられません。
空き家の売却で一括査定を活用する流れ
私は住み替えで自宅を売却した経験があったので、そのとき使った方法で祖父母の家を売ることにしました。それが一括査定です。
一括査定を使うと、自宅にいながらカンタンに複数の不動産屋に査定依頼ができます。
- 空き家の一括査定の流れ
- 1.インターネットで一括査定サイトを探し、訪問査定を申し込む
- 2.複数の不動産屋から連絡がくる
- 3.全社同じ日に空き家を見に来てもらえるように日程調整する
- 4.訪問査定当日、空き家にて査定調査に立ち会う
- 5.できあがった査定書を受け取る
- 6.査定額の根拠や売却活動の方針を聞く
- 7.気に入った不動産屋と媒介契約を締結する
- 8.売却活動をしながら売れるのを待つ
- 9.買主が現れたら内見(空き家を見に来る)を受ける
- 10.買主が家を気に入ってくれたら売買契約して引き渡し
一括査定では、最大6社程度の不動産屋に一括査定の申し込みができます。できれば3社以上、大手から中小の不動産屋まで混ぜて選ぶのがコツです。
- 訪問査定を受けるときのポイント
- 空き家を売却するために査定をする場合は、現地で家屋や土地の状況確認があります。これを訪問査定といいます。
- 不動産屋から連絡がきたら、あなたが空き家に滞在している日を選んで来てもらうようにします。査定時間は1社あたり30分~1時間程度なので、不動産屋どうしが重ならないように訪問時間の調整をします。
査定書ができあがったら、できれば対面で顔を見ながら説明を受けた方がいいです。査定額の根拠や売却活動の方針を確認して、ここなら安心と思う不動産屋と媒介契約します。
媒介契約は3種類ありますが、人気エリアなら一般媒介契約、なかなか売れないエリアなら専任媒介契約がオススメです。
有能な不動産屋と契約できれば、あとは売れるの待つだけです。
スピード勝負の空き家売却に適した不動産屋の選び方
田舎にある空き家を売りたいとき、思うように買主がみつからないこともあります。そうなると、売れる値段まで下げ続けることになります。
少しでも早く高く空き家を売るには、できるだけ有能な不動産屋を選ぶことが肝心です。
たとえば、以下のことを積極的にやってくれそうな不動産屋を選ぶといいです。
- 不動産屋にやって欲しい売却活動
- ・大小さまざまな不動産情報サイトに載るようにする
- ・他社のホームページにも物件情報が載るようにする
- ・自社や他社のチラシに載るようにする
- ・他社にもオープンハウスの実施を呼びかける
- ・レインズに載せ、他社が広告を打つことを許可する
- ・マイソク(物件資料)にたくさんの写真を掲載する
田舎の空き家を売るときは、ネットを使って広く全国から買主募集することが必須です。そうすることで、早期売却につながるのです。
できれば「SUUMO(スーモ)、at home(アットホーム)、HOME'S(ホームズ)」の3サイトには載せて欲しいところですが、契約した不動産屋がすべてのサイトに掲載枠を持っているとは限りません。
もし、売主の利益最優先で「片手仲介になってもかまわない」と考えて、物件情報を広く発信するために他社の掲載枠まで活用してくれる不動産屋がいたら、迷わずそこと契約しましょう。
不動産屋の選び方については、こちらの記事でも解説しています。
まとめ
空き家を片付けながら売るときは、できるだけ手間のかからない方法を選ぶことと有能な不動産屋選びが肝心です。
私は一括査定の活用をオススメしていますが、最近では一括査定サイトがたくさんあり過ぎてどこを使えばいいのか迷ってしまう状況です。
そこで、オススメしたいのが「たくさんの不動産屋が登録されている一括査定サイト」です。登録不動産屋が多いと、それだけ選択肢が増え不動産屋の比較がしやすくなります。
2016年9月現在、一括査定サイトの不動産屋登録数はこんな感じです。
[satei]
できれば大手や中小を混ぜて、3社以上の不動産屋に査定依頼することをオススメします。1サイトで足りなければ、2サイト使ってもOKです。