どうも、ナツダです。
今回は、少しでも早く高く家を売る方法について解説したいと思います。
では、さっそくいってみましょう。
魔法のように家が早く高く売れる方法はない!?
まず、最初に心得ていただきたいことがあります。それは、家を早く高く売る裏ワザはないということ。不動産売却を成功させるには、ちゃんとした作戦と行動が必要です。
これから、その作戦と行動について解説しますが、その前にまず買主の立場を想像してみましょう。
さて、買主はどんな気持ちで中古住宅を探しているのでしょうか?
- 中古住宅を探す買主の気持ち
- ・欠陥がない良い家を買いたい
- ・できるだけ早く買いたいけど、じっくり選びたい
- ・できるだけ安く買いたい
どうでしょう?売主と買主の意見が一致するのは「できるだけ早く」というところだけじゃないでしょうか?
実際、家を売り出して実感するのは「買主はインターネットでいろんな物件をチェックしまくっている」ということです。さらに、気になる物件は片っ端から内見に行ってます。
だから、買主の頭の中には相場勘ができあがっているし、候補物件(あなたにとってはライバル)もたくさん持っているのが一般的です。
そんな状況で、相場より高い物件が魔法のように早く売れたりするでしょうか?
まず、ないですよね。
少しでも家を早く高く売る方法
さて、たくさんのライバルがいる中で、いっぱい勉強している買主に少しでも高く家を売るにはどうすればいいのでしょうか?
先ほど申し上げたとおり「誰でもいいから、相場より高く売ってやろう」という考え方はやめた方がいいと思います。ですから、発想を転換しましょう。
つまり、全国にいる買主候補の中から、一番高く買ってくれる人に売るのです。
- 中古住宅を少しでも高く売る方法
- 1、3社以上の不動産屋に査定を依頼する
- 2、不動産屋どうしを比較して信頼できるところと媒介契約する
- 3、相場より少し高めで売り出す
- 4、あらゆる手段を使って売り出し情報を発信する
- 5、万策尽して売れなければ値下げする
- 6、4と5を繰り返す
この流れの要は3~5です。相場より少し高めで売り出して、その情報をできるだけ広く発信する。そして、まんがいち売れなければ少し値段を下げてまた情報発信するのです。
そうすることで、様子を見ながら一番高値で売ることができます。
- あらゆる方法で売り出し情報を発信することが大切
- 日本のどこかに、あなたの家を売り出し価格で買ってくれる人がいたとしても、その人に売り出し情報が届かなければあなたの家は存在しないのと同じです。
ちなみに、最初から値下げの計画もしておきましょう。たとえば「1か月売れなければ50万円値下げ」といった感じです。
売り出し情報をできるだけ広く発信する方法
さて「全国にいる買主候補の中から、一番高く買ってくれる人」を探すには、広く全国に向けてあなたの家の売り出し情報を届ける必要がありますよね。
どうすれば、そんなことができるのでしょうか?
答えは、不動産屋の情報発信能力にあります。不動産屋にお願いして、とくに有名な以下の不動産情報サイトに売出情報を載せてもらうのです。
- 有名不動産情報サイト
- ・at home(アットホーム)
- ・HOME'S(ホームズ)
- ・SUUMO(スーモ)
- ・Yahoo!不動産(ヤフーふどうさん)
じつは、1社の不動産屋が上記全てのサイトに掲載枠を持っているとは限りません。なぜなら、掲載が有料だからです。
そこで利用したいのが複数社の掲載枠です。
つまり、こちら(売主)の不動産屋から他社(の掲載枠)にも物件情報を載せてもらうように依頼してもらうのです。
さらに欲を言えば、他社のチラシやホームページに載せてもらえたら、近隣から全国まで広くあなたの家の売り出し情報が発信されることになります。
しかし、この方法では高確率で片手仲介になります。
- 片手仲介とは?
- 他社が買主を見つけてきた場合の仲介方法。売主側の不動産屋は売主から。買主側の不動産屋は買主から仲介手数料をもらう。
- 両手仲介とは?
- 売主から売却依頼された物件を自社の顧客に売る仲介方法。売主と買主の両方から仲介手数料をもらうことができる。
不動産屋は仲介手数料で稼いでいます。ですから、片手仲介になる売却活動を一所懸命やってくれないかもしれません。
家を少しでも高く売りたいのであれば、まず「片手仲介でもいい」と言ってくれる協力的な不動産屋をみつけることが肝心です。
査定額が高い不動産屋と契約すれば高値で売れる?
不動産屋に買主を探してもらうときは、あなたの家の査定から始まります。ここでひとつ注意点があります。
査定額が一番高い不動産屋と安易に契約するのは絶対にやめましょう。なぜなら、媒介契約欲しさに売れもしない高値で査定額を提示する悪質なテクニックがあるからです。
ですから、3社以上の不動産屋に査定依頼して、査定額の根拠や売却活動の方針を比較することが大切です。
不動産屋に査定を依頼するときは、できるだけ大手から中小の不動産屋まで混ぜて依頼した方がいいです。それぞれ、長所と短所があります。
自分で歩き回って不動産屋を探すのは手間がかかりますので、不動産一括査定サイトを使うなどして査定依頼すると効率的です。
まとめ
不動産を少しでも早く高く売るためには、少し高めで売り出して広く売り出し情報を発信することが必要です。
まんがいち万策尽しても売れなければ、計画どおりの値下げを実行して更新情報を発信します。そうすることで、様子を見ながら高値で売ることができます。
不動産売却を成功させるためには、不動産屋の協力が欠かせません。たくさんの不動産屋を比較して、信頼できるところと媒介契約しましょう。
根拠のない最高値の査定額に釣られてはいけません。まず信頼できる不動産屋を選び、そのあと実際いくらで売り出すか相談されることをオススメします。