どうも、ナツダです。
今回は、どうして一括査定が必要なのか解説したいと思います。
それでは、さっそくいってみましょう。
売主は注意!不動産査定の落とし穴、その1
家やマンションを売るために不動産屋に仲介してもらうとき、ひとつ見落としがちな落とし穴があります。
それは、不動産屋にとって売主だけでなく買主も大事なお客様であるということ。いわゆる両手仲介では、売主と買主の両方が不動産屋の顧客になるのです。
つまり、不動産屋は必ずしも売主の味方ではないということです。
- 不動産屋は成功報酬
- 不動産屋は、成功報酬の仲介手数料で稼いでいます。つまり、売主と買主の売買を成約させて初めてお金がもらえるのです。
- ですから「手っ取り早く両手仲介したい」と思っている不動産屋なら「買主が買ってくれる価格で売主に売らせたい」と考えるかもしれないのです。
もし、あなたが売却活動を依頼した不動産屋が「自社の利益が最優先!売主の利益は二の次」だったらどうなるでしょうか?
たぶん、以下のことを考えるのではないでしょうか?
- 利益最優先の不動産屋が考えること
- ・できるだけ時間をかけたくない(早く次の物件に取り掛かりたい)
- ・なるべく広告宣伝費をかけずに成約させたい(チラシやオープンハウスをやりたくない)
- ・買主をすぐに見つけたい(買い手が付きやすい価格で売り出したい)
ですから、相場を知らずに不動産屋の査定額を信用するのは、ちょっと危険かもしれないのです。
初心者は注意!不動産査定の落とし穴、その2
不動産売却のことを何も知らない状態で査定依頼するのは、少しリスクがあります。
もし、悪質な不動産屋に「この人、不動産売却のこと何も知らないな・・・」と思われるとどうなるでしょうか?
おそらく、いいようにカモにされます。
たとえば、不動産屋に都合が良い契約を結ばされるかもしれません。
- ポイント
- 不動産屋に売却活動を依頼するときに結ぶ契約は、3種類の中から選べます。それぞれ特徴が違うので、自分にあったものを選ぶことが大切です。
3種類ある契約の中の一般媒介契約では、不動産屋はレインズに登録したり販売活動の進捗(しんちょく)報告をする義務がありません。
つまり、一般媒介契約のメリットである「複数の不動産屋と契約できる」ことを隠して、売主を囲い込みながら不動産屋ペースで販売活動ができてしまうのです。
レインズに登録してもらえないのも、定期的に売却活動の進捗報告をしてもらえないのも、売主にとっては致命的です。
不動産売却の初心者ほど一括査定が必要な理由
さて、不動産屋に買主が付きやすい安値で売られたり「この人、何も知らないな・・・」と思われたりするのを防ぐにはどうすればいいいでしょうか?
ここで、是非やっていきただきたいのが以下の3つです。
- 1、複数の不動産屋に査定してもらってから売却する
- 2、どの不動産屋(営業マン)が良いか比較検討してから媒介契約する
- 3、ちょっとした手間を惜しまない(複数社査定や相場チェック)
まず、複数の不動産屋に査定してもらえば、相場以下の査定額を出しにくくなります。そんなことしたら、査定額が高いところと契約されてしまいますからね。
さらに、複数の不動産屋を比較することで、悪質な会社の言うことを鵜呑みにしてだまされることも無くなるでしょう。
できるだけたくさんの不動産屋の査定書を見比べることは、相場を理解する手助けにもなります。
そして、この3つのポイントをカンタンに実行できるのが不動産一括査定と言うわけです。
- ポイント
- インターネットの不動産一括査定サービスを使うと、10分もあればカンタンに複数の不動産屋に査定依頼することができます。
まとめ
不動産売却には見落としがちな落とし穴があります。
もし、その落とし穴にはまってしまうと、あなたの不動産を一番高値で買ってくれる買主とめぐり会うことができなくなってしまいます。
そうならないようにするための、一番カンタンな方法が複数の不動産屋に査定してもらって比較検討することです。
一括査定サービスを使うと、査定依頼と比較検討が効率的におこなえるのでオススメです。