マンションの売出を始めると、購入希望者が実際に物件を見に来ます。
これを内覧(内見)と呼びます。
じつは、この内覧はとっても大切です。
内覧の内容しだいで、まったく売れ方が違てきます。
今回は中古マンションの内覧について、基本的なことを解説したいと思います。
では、さっそく説明していきますね。
中古マンションの内覧は居住中に受けてもいいの?
不動産屋に売却活動を始めてもらうと、購入希望者が現れます。
購入希望者は、必ずあなたのマンションを見に来ます。
これを内覧(内見)と呼ぶわけですが・・・。
そもそも、内覧は引っ越し後の空き部屋じゃないとダメなのでしょうか?
それとも、居住中でもいいのでしょうか?
結論から言うと、居住中でも大丈夫です。
購入希望者にシッカリ見てもらって「良いマンションだった」と思ってもらうことが重要です。
確かに空き部屋は、気兼ねなくゆっくり見てもらえるでしょう。
だからと言って、居住中が不利と考えなくても大丈夫です。
たとえば、購入希望者の質問に丁寧に答えてあげると満足度が上がります。
売主が親しみやすい人と知ってもらうことも、プラスに働くでしょう。
あなたの印象が良いと、マンションも良く見えるものです。
逆にあなたの印象が悪いと「このマンションも良くないに違いない」と思われます。
中古マンションの内覧前にやる掃除について
内覧受けるときは、お部屋は徹底的にキレイにしておく方がいいです。
きっと、他の売主も情報を集めて内覧対策をしています。
ここは、ライバル物件に負けないようにしましょう。
特に、以下のことはシッカリ実施しておくことをオススメします。
- 不用品は処分して部屋をスッキリさせる
- キッチン、風呂、トイレは徹底掃除
- 生活臭、ペットの臭い、タバコ臭を消す
マンション売却後に引っ越しするのですから、この機会に不用品を捨てましょう。
お部屋の見た目をモデルルームぐらいスッキリさせるのが目標です。
臭いも要注意です。
嫌な臭いがすると、購入意欲を減退させます。
水まわり(キッチン、風呂、トイレ)の掃除は最重要!
あなたは見慣れているので、何も思わないかもしれませんが・・・。
購入希望者にとって「使えないレベル」に見えると大減点です。
もし、購入希望者に「汚いな、取り換えたいな」と思われると・・・。
リフォームの代金も見込まれてしまいます。
つまり、あなたが1000万円で売り出しても、購入希望者には1100万円とか1200万円の買い物に見えるということです。
ここは、思い切ってプロに掃除してもらうことを検討しましょう。
数万円の投資で売れやすくなるなら、絶対やるべきです。
プロに掃除してもらうと、以下のメリットがあります。
- プロの道具とスキルで掃除してもらえる
- あなたには見慣れてしまった汚れも見落とさない
- あなたは何もしなくていい
内覧対策で流行りそうなホームステージングとは?
欧米では一般的な内覧対策に、ホームステージングというのがあります。
これが、日本でも流行りそうな気配です。
- ホームステージングとは?
- 売り出し中の物件を、インテリアコーディネートすることによりモデルルーム化すること。
- ホームステージャーと呼ばれるプロが、レンタル家具やカーテンなどを使って空間を演出してくれる。
- 欧米では一般的な方法で、やらなければ他の物件に比べて見劣りしてしまう。
ホームステージングを実施したことで、好成績を残した事例もあります。
ホームステージング実施物件は、未実施の物件に比べて、売買契約の成約率が約1.5倍、販売活動開始から売買契約までの期間が約2割短縮されました。(専属専任・専任媒介契約物件での比較。2015年度当社実績。)
野村不動産アーバンネット株式会社 プレスリリースより(PDF)
ホームステージングは、なかなかの高額サービスです。
しかし、かけた費用分ぐらい高く売れるケースもあります。
さらに、売却のアドバイスを受けて早期成約も目指せます。
検討する価値は、あると思いますよ。
まとめ
中古マンションを売るとき、購入希望者が内覧(内見)に来ます。
物件のコンディションや間取りをチェックするためです。
内覧のときの印象は、とってもとっても大事です。
少しでも良く見えるように、できる限り対策しておきましょう。
特に、掃除は徹底的にやりましょう。
プロに頼むのも、ひとつの方法ですよ。
頼れる不動産屋は広告がうまく、たくさんの内覧希望者を連れてきてくれます。